2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[2K07-09] 原子炉設計1

2023年9月7日(木) 14:45 〜 15:35 K会場 (ES総合館3F ES031)

座長:三好 勝正(原電)

14:45 〜 15:00

[2K07] NuScale “VOYGRTM” の開発実証

(5) 設計認証プロセスにおける米国原子力規制委員会への取り組み

*多原 竜輝1,2、仲宗根 響2、長岐 雅博2、瀬下 拓也2、森本 泰臣1、小池 大介3、Boyadjian Paul4 (1. 日揮グローバル、2. 日本エヌ・ユー・エス、3. IHI、4. NuScale Power)

キーワード:小型モジュール炉、SMR、NuScale、VOYGR、原子力規制、設計認証(DC)、標準設計認証(SDA)

NuScale社のSMR原子力発電所であるVOYGRTMは、600 MWe級のプラントであるUS600として、米国原子力規制委員会(NRC)から設計認証(DC)と標準設計認証(SDA)を取得した。米国初号機案件を想定し、VOYGRTMの設計に460 MWe級のプラントであるUS460が追加された。US460は現在NRCによるSDA審査が進められている。
当時のNRCに既存の大型軽水炉とは異なる設計への審査の実績は無かったが、NuScale社はNRCに働きかけ、米国初となるSMRの規制認可を取得することに成功した。この要因としてNuScale社は①申請前からの規制当局との対話、②規制免除プロセス、③NRCへの異議申し立てを挙げている。
本稿では、2016年12月にDC及びSDA審査をNRCに申請するまでのNRCとNuScale社のコミュニケーションと、2020年9月にUS600のDC審査完了及びSDA発給までのNuScale社の取り組みを、当時のNuScale社の意図と上記の成功要因を交えて紹介する。また、US600の審査経験を踏まえたことでUS460の申請時に反映された改善事項を報告する。

予稿パスワード認証
予稿集購入者向けのパスワード入力ボックスです。
参加者は、参加者用ログインからログインすると、予稿閲覧可能です。
ログインIDとパスワードは参加料決済後にメールで通知しています。

パスワード