2023年秋の大会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[2L01-03] 機能性材料

2023年9月7日(木) 10:00 〜 10:50 L会場 (ES総合館3F ES033)

座長:向井 啓祐(京大)

10:30 〜 10:45

[2L03] 機能性セラミック被覆における固体トリチウム増殖材との共存性及び水素同位体透過共同に及ぼす腐食影響

*松浦 航1、鈴木 亮権1、ユリア レイス2、近田 拓未1 (1. 静岡大学、2. カールスルーエ工科大学)

キーワード:被覆、ブランケット、固体トリチウム増殖材、腐食

核融合炉ブランケットにおいて、鋼材からのトリチウムの透過漏洩やトリチウム増殖材による腐食を抑制するために、構造材料に機能性被覆を施す研究が進展してきた。これまでに、セラミックスを材料とする被覆が高い水素同位体透過低減性能を示した一方で、固体増殖材による腐食がセラミックス被覆へ与える影響についてはほとんど調べられていない。そこで本発表では、核融合炉実機環境を模擬するために低放射化フェライト鋼F82H上に作製した酸化ジルコニウム被覆試料に対して、固体のメタチタン酸リチウムやジルコン酸リチウムからなる種々の固体増殖材に接触した状態で重水素透過試験を実施することで、固体増殖材による腐食および被覆中の水素同位体透過挙動に与える腐食影響について報告する。