2023年秋の大会

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V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3F10-15] 事故炉の廃止措置

2023年9月8日(金) 14:45 〜 16:20 F会場 (オークマ工学機械工学館2F 講義室)

座長:渡邉 将人(中部電力)

14:45 〜 15:00

[3F10] 東京電力㈱福島第一原子力発電所1号機 ペデスタル損傷評価と原子炉転倒時の使用済み燃料プールへの影響評価

*中嶌 アンリ2、北村 康文1、森重 晴雄2、山崎 秀夫2 (1. (株)きたむら、2. 福島事故対策検討会)

キーワード:東京電力、使用済み燃料プール、ペデスタル、燃料デブリ、原子炉倒壊

2022年6月20日に東京電力が原子炉圧力容器(RPV)を支えるペデスタルの入口部の写真を公開した。コンクリートが剥離し、鉄筋とインナースカートが露出している。注意深く見るとインナースカート頂部に僅かな隙間があり、これはここから溶融した燃料デブリが噴出した痕跡と考えられる。すなわち、ペデスタル内部のコンクリートもインナースカートのこの高さまで剥離していると筆者は予測した。 2023年3月末に東京電力がペデスタルの内部損傷状況を公開した。筆者の昨年の予測通り、インナースカートの高さまでコンクリートが剥離し鉄筋とインナースカートが露出していた。これは中規模の地震でもRPVが倒壊する可能性があることを意味している。RPVの横には392体の燃料集合体が入った使用済みプール(SFP)があるので、RPVが倒れた時にSFP側に転倒する可能性についても検証しなければならない。

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