2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1G08-11] 廃止措置に係る評価技術

2023年3月13日(月) 14:45 〜 15:50 G会場 (13号館1F 1311)

座長:渡邊 直子(北大)

15:00 〜 15:15

[1G09] リスク情報を活用した廃止措置段階の劣化管理プログラム開発

*上坂 昌生1、村上 健太2 (1. 長岡技術科学大学、2. 東京大学)

キーワード:廃止措置、劣化管理、保守管理、確率論的安全評価

日本では20基以上の原子力発電所が廃止措置となり、運転期間の制限が法制化されているためその数は今後も増え続けることになる。これらのプラントには廃止措置が完了するまで機能を維持することが必要となる機器もある。その期間は、発電所建設から80年程度以上に及ぶ。このような状況において、廃止措置プラントの特性を踏まえた機器の劣化管理プログラム(AMP)は確立されていない。本論文では、廃止措置の設備管理について現段階で確認できているいくつかの課題を踏まえ、運転中プラントとのリスク情報の扱いに差異はあるが合理的な活用方法を検討し、リスクモニターを用いた日本の廃止措置プラントのための新しいAMPを提案する。