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[1G09] リスク情報を活用した廃止措置段階の劣化管理プログラム開発
キーワード:廃止措置、劣化管理、保守管理、確率論的安全評価
日本では20基以上の原子力発電所が廃止措置となり、運転期間の制限が法制化されているためその数は今後も増え続けることになる。これらのプラントには廃止措置が完了するまで機能を維持することが必要となる機器もある。その期間は、発電所建設から80年程度以上に及ぶ。このような状況において、廃止措置プラントの特性を踏まえた機器の劣化管理プログラム(AMP)は確立されていない。本論文では、廃止措置の設備管理について現段階で確認できているいくつかの課題を踏まえ、運転中プラントとのリスク情報の扱いに差異はあるが合理的な活用方法を検討し、リスクモニターを用いた日本の廃止措置プラントのための新しいAMPを提案する。