2023年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2B14-19] 内部被ばく・放射線影響・リスク

2023年3月14日(火) 15:50 〜 17:30 B会場 (11号館1F 1102)

座長:萩原 雅之(QST)

16:20 〜 16:35

[2B16] 低線量率放射線の生体影響に関する新規数理モデルの検討

*新美 秋桜1、中島 和也1、河井 宏斗1、松尾 陽一郎1、泉 佳伸2 (1. 福井大・工、2. 福井大・原子力研)

キーワード:放射線、数理モデル、生存率、線量率効果、修復

放射線の生体影響はLQモデルやヒット理論を用いて評価されてきたが,これら既存のモデルでは細胞の修復効果が考慮されていない.低線量率放射線は特有の生体影響を示すことが先行研究の知見から明らかになっており,その生体影響には修復効果が関与していると考えられる.本発表では,修復の効果を考慮した新規数理モデルを提案する.低線量率放射線の照射下で培養をおこなった場合の結果を用いて,モデルを検証した.