10:15 AM - 10:30 AM
[3F04] Statistical assessment of athermal point defects in iron during neutron irradiation
Keywords:Irradiation damage, Displacement cascade, Irradiation defect, Statistics, Fluctuation
従来の照射脆化予測では、点欠陥生成について、主に平均的なふるまいに関する議論が行われてきたが、生成数や空間的ゆらぎの効果についてはほぼ議論されていない。生成欠陥濃度のゆらぎはミクロ構造発達に影響する可能性があり、照射脆化予測を高度化する上で重要な論点である。そこで本研究では、点欠陥やカスケードクラスターの生成やそのゆらぎについて統計学に基づき評価した。分子動力学法により計算された0.02~50keVのPKAエネルギーの衝突カスケードデータベースと中性子照射場が作るPKAエネルギースペクトルをもとに、各照射場の欠陥生成速度およびそのゆらぎについて議論した。