2024年春の年会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[1G05-07] トリチウム透過

2024年3月26日(火) 11:10 〜 12:00 G会場 (21号館3F 21-317)

座長:松浦 秀明(九大)

11:10 〜 11:25

[1G05] F82Hを介したトリチウム水からのトリチウム透過

*原 正憲1、大塚 哲平2、近田 拓未3、中島 基樹4、野澤 貴史4 (1. 富山大、2. 近大、3. 静岡大、4. QST)

キーワード:トリチウム水、低放射化鋼、透過

F82Hは低放射化鋼として開発され、原子炉、核融合炉での利用が期待されている。特に核融合炉で利用する際には、F82H中でのトリチウムのふるまい、F82Hとトリチウム化合物が共存する環境下での反応の詳細を検討する必要がある。今回、F82Hを冷却水配管として使用した際に想定されるF82Hを介してトリチウム水とから下流への水へのトリチウムの透過を、トリチウムを使用して測定を行った。その結果、250℃以上の温度でトリチウム水のトリチウムはF82Hを介して定常的に下流に透過することが分かった。しかし、その透過速度は実験での加熱履歴、空気中での放置により影響を受けることが示唆された。

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