2024年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2K01-04] 限界熱流束2

2024年3月27日(水) 09:45 〜 10:50 K会場 (21号館4F 21-422)

座長:帆足 英二(阪大)

10:00 〜 10:15

[2K02] CHF向上と高温体の急冷効果を併せ持つハニカム冷却技術によるIVRの開発

(1)全体概要とハニカム多孔質体とナノ流体によるCHF向上効果

*森 昌司1、梅原  裕太郎1、張  華誠1、安河内 辰一朗1 (1. 九州大学)

キーワード:クエンチング、ハニカム多孔質体、ナノ流体、膜沸騰

過酷事故時における炉心溶融デブリ炉内保持(IVR)技術の開発は深層防護を強化する観点から極めて重要である。これまで、ハニカム多孔質体を用いた冷却手法を提案し、限界熱流束を大幅に向上させることに成功している。一方で、IVR技術を実機に適用する際に重要なもう一つの技術は、高温体の急冷技術の開発である。すなわち水注入のタイミングを逸し圧力容器が高温になった場合でも速やかに沸騰冷却可能な状況に遷移させる技術の開発である。また、ハニカム多孔質体とナノ流体を組み合わせると高温体を急速冷却できることを新たに見出している。以上の背景下、本プロジェクトでは、CHF向上効果と高温体の急速冷却効果の両者を一つの冷却技術で併せ持つハニカム冷却技術を開発する。そこで、本講演では、本プロジェクトの全体像とこれまで得られている結果について整理する。

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