2020年度全国大会(第55回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[90]-[100]

2020年11月8日(日) 13:00 〜 17:00 第I会場

司会:梅本 通孝(筑波大学)、馬場 美智子(兵庫県立大学大学院)、客野 尚志(関西学院大学)

14:40 〜 15:00

[95] COVID-19に対する日本型ロックダウンの外出抑制効果に関する研究

○廣井 悠1 (1. 東京大学)

キーワード:COVID-19、パンデミック、アンケート調査、ロックダウン

COVID-19対策としてロックダウンを行った多くの国では,大規模な失業を含む大きな経済的・社会的コストに直面している.これに対して日本では,2020年4月7日に政府が東京や大阪など7都府県に非常事態宣言を出し,可能な限り外出を控えるようにというメッセージを発した.本研究は,このCOVID-19に対する非常事態宣言の外出自粛に関する影響を調査した。結果として調査時点では,何らかの目的で外出を控えた人は9割いることや,「食事・交際・娯楽」のために外出を控える人が7割、「買い物」のために外出を控える人が5割、「通勤」のために外出を控える人が3割いたことが明らかになった。また、外出目的によって自粛を促す施策が異なることがわかった。