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[117] 非集計ロジットモデルの期待最大効用に着目した都市施設の一般化メディアン立地原理と分散・凝集原理
キーワード:施設配置モデル、期待最大効用、分散・凝集原理
需要が連続的に分布する線分都市上に,同一種類の複数の施設の存在を仮定し,住民による施設選択確率を非集計ロジットモデルで与える.その効用関数は施設への移動距離と施設の魅力度の重み付き和で与えられるものと想定する.施設配置に依存する住民の便益を,期待最大効用の平均値で測り,その最大化問題を考える.すると,最適施設配置に関して分散相と凝集相が存在することが証明される.そして相転移の臨界点が地域のモビリティ水準に依存する様子が示される.