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[2] GPSデータを活用した河川の環境要素と移動・滞在行動との関係分析
-福岡県福岡市那珂川を対象として
キーワード:河川、環境要因、移動・滞在行動、GPS、護岸状況
近年、都市の中での貴重な水辺空間として、河川空間が注目されている。河川空間は、線上に広がるオープンスペースであり、その特性を活かした水辺空間の整備により、都市の中に広域に賑わいをもたらすことが期待されている。本研究では、様々な整備主体がみられ、今まさに親水空間としての利活用が進められている福岡市の那珂川の特性に着目し、河川周辺の土地利用や護岸状況などの河川環境と、そこで行われる人々の移動・滞留行動についてGPSデータを利用することで広域的に分析した。その結果、移動・滞在行動に影響を与える河川環境の要因についての整理ができ、那珂川が現在どのように利用され、今後どのように利用される可能性があるかが明らかになった。