2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[31]-[34]

2023年11月11日(土) 13:30 〜 14:50 第III会場 (A棟 G2大講義室)

司会:宋 俊煥(山口大学)、吉江 俊(早稲田大学)

13:50 〜 14:10

[32] 都心度及び農地の立地特性の関係に基づく関東大都市圏67区の分類

-関東大都市圏を対象として

○小松 萌1、有賀 隆1 (1. 早稲田大学理工学術院)

キーワード:市街化区域内農地、都心度、農地の立地特性

本研究では、都市住民を担い手とする農地の保全や活用のための農地の計画手法を都心度や既存の農地の立地状況に応じて構築する必要性を述べた上で、地価公示価格や都心距離圏によって示される都心度に基づく都市の類型と、農地の都市基盤との距離によって示される農地の立地特性に基づく都市の類型を組み合わせることで、都心度と農地の立地特性との関係から関東大都市圏の67区を分類した。その結果、13個の類型に分類するとともに各類型の特徴を明らかにし、都心3区との総合的な類似性が高いエリアでありながら農地が比較的多く残っており、農地が都市・自然インフラ双方と近い距離、つまり都市住民の住生活にとって重要な場所に立地している区として川崎市多摩区を位置付けた。