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[46] 街路の余白空間の抽出とプレイス機能の付与に関する研究
-天神明治通り地区を対象として
キーワード:街路、ストリートマネジメント、公共空間、公開空地、アクティビティ、賑わい
本研究の目的は、街路空間において時間帯ごとに余白を抽出しそのポテンシャルを評価することで、滞留空間として利活用するための知見を得ることである。今回は、福岡市中心部の天神明治通り地区の街路および公開空地を対象地として調査を実施した。まず空間特性と通行量に基づいて時間帯別余白のポテンシャルの評価指標を構築し、対象地を6つのタイプに分類したうえで、街路空間を評価した。また、時間帯や曜日などの条件から通行者数とその属性の違いを分析し、通行者の傾向を把握した。これらのポテンシャル評価と実証実験による検証により、余白空間の充足度を滞留者割合として評価し、時間帯や通行者に応じた柔軟な場の機能提案が可能になった。