2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[65]-[71]

2023年11月11日(土) 09:40 〜 12:10 第VII会場 (A棟 G45教室)

司会:鈴木 美緒(東海大学)、須永 大介(麗澤大学)

11:50 〜 12:10

[71] メタバースの利用による買い物を目的とした外出行動の変化に関する研究

○圖師 礼菜1、森本 章倫2 (1. 早稲田大学大学院、2. 早稲田大学理工学術院)

キーワード:メタバース、買い物、EC、外出行動

近年のコロナウイルスの蔓延により,アバターを介した多人数参加型の仮想空間であるメタバースの利用への注目が高まっている.メタバースは,従来のオンラインサービスを複合した機能を有するほか,空間内での自由な行動を可能とし,サイバー空間上へ生活空間を拡大すると言える.本研究ではメタバースについての概念整理を行うことで,メタバース上への生活空間の拡大について検討したほか,都市計画へのメタバースの活用についても考察を行った.さらに,生活行動のひとつである買い物行動に着目したアンケート調査を実施し,メタバースの利用意向及び外出行動の変化意識についても把握した.以上より,メタバースは買い物を目的とした外出の代替となり,外出行動が減少する可能性を示唆した.