2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[72]-[74]

2023年11月11日(土) 13:30 〜 14:30 第VII会場 (A棟 G45教室)

司会:氏原 岳人(岡山大学)、大森 宣暁(宇都宮大学)

14:10 〜 14:30

[74] 大規模開発に伴う交通影響評価制度に関する日韓比較

-日本の交通影響評価への知見についての一考察

○福本 大輔1、青野 貞康1、菊池 雅彦2、久保田 尚3 (1. 一般財団法人計量計画研究所、2. 国土交通省、3. 埼玉大学)

キーワード:交通影響評価、発生集中原単位、国際比較

本研究では、日本と韓国における交通影響評価制度の特徴を整理、比較することで、それぞれの利点や問題点について考察し、日本の課題に対応するための知見を得ることを目的としている。
韓国の交通影響評価は都市交通整備促進法に基づいて実施されており、様々な先進的な取組みが行われている。特に、日本の課題となっている「最新の発生集中交通量データの取得と蓄積」や「様々な種類の開発に伴う交通の算出方法」、「開発による周辺交通への影響度に応じた対策と費用負担」等に対して、我が国においても参考となる韓国の制度の知見を得ることできた。併せて、これらの制度を日本に適用する際の留意点を整理することができた。
今後の課題として、これらの留意点について、韓国における運用をより詳細に把握するとともに、適用にあたっての改善策を検討していくことが挙げられる。