2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[75]-[82]

2023年11月12日(日) 09:00 〜 11:50 第I会場 (A棟 G19教室)

司会:本間 裕大(東京大学)、田中 健一(慶應義塾大学)、関口 達也(京都府立大学)、沖 拓弥(東京工業大学)

09:40 〜 10:00

[77] 立体角とアスペクト比による水面俯瞰景の評価

-千波湖水面借景を対象に

○任 伊晗1、石井 儀光2、大澤 義明1 (1. 筑波大学、2. 国土技術政策総合研究所)

キーワード:借景、緑地管理、ランドスケープ、立体角、アスペクト比、偕楽園

借景は古くからよく用いられている日本庭園の造園手法の一つである。しかし、高度経済成長に伴う周辺地域の開発により、借景が失われてしまう場合もある。偕楽園では、江戸時代から千波湖借景が造園思想の中心に据えられてきた。近年、樹木の成長により、偕楽園から千波湖が見えづらくなっている。そのため、偕楽園を管理する茨城県は伐採など積極的な緑地管理を計画している。本研究では、樹木の成長が借景に与える影響を分析するため、俯瞰景モデルを構築し、可視水面の立体角とアスペクト比を算出して水面借景を定量的に分析する。