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[86] GPSログデータから捉えたアクティビティスペースに基づくCOVID-19流行前後の人々の行動変化の実態把握
キーワード:GPSログデータ、アクティビティスペース、COVID-19、重み付き信頼楕円、行動変化パターン
COVID-19流行前後の人々の日常活動の変化パターンを把握することは、ポストコロナ時代のまちづくりを考える上で重要である。本研究では、2017年から2021年の各4月にスマートフォンアプリから取得したGPSデータ(n=1,492,332人日)をもとに、茨城県における人々の日常活動の実態を把握するために、人々のアクティビティスペースとして重み付き信頼楕円を測定した。さらに、滞在場所と土地利用との関係についても検討した。すべてのアクティビティスペースを面積、離心率、滞在時間のばらつきの3つの指標でクラスタリングしたところ、同じCOVID-19パンデミック下の2020年と2021年でも、人々の外出量、滞在時間、滞在場所の空間的広がりが大きく異なることが明らかになった。