09:20 〜 09:40
[122] 「歩いて楽しい指標」を活用した城下町水路景観の評価
-福岡県柳川市を対象として
キーワード:ウォーカブル推進都市、Space Syntax理論、水路、裏通り
柳川市中心市街地は城下町由来の水路構造を生かし、ウォーカブル推進都市として回遊性向上を目指したウォーカブルな街づくりに取り組んでいる。本研究では、空間構造分析の一つであるSpace Syntax理論を用い、対象地をめぐっている水路と裏道との関係性について分析するとともに、観光客目線から歩いて楽しい指標を構築し、裏道との関係性についても分析を行った。さらに、構築した指標をもとに対象地を構成する街路に関してクラスタ分析を行い、16個の景観タイプに分けるとともに、今後の継続的・持続可能な観光業の発展、および移住・定住人口増加につなげるために若年層に焦点を当て、SD法による印象評価から若い世代の観光客が歩行中に注視する景観要素の把握を行った。