2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[133]-[140]

2023年11月12日(日) 09:00 〜 11:50 第VI会場 (A棟 G31教室)

司会:木村 優介(大阪工業大学)、矢吹 剣一(横浜国立大学)、堀 裕典(岡山大学)

09:40 〜 10:00

[135] 環境音が街路空間評価に与える影響分析

-3DCGを用いた評価モデル構築に向けて

○篠田 侑希1、中村 一樹1、山田 彩未2 (1. 名城大学、2. 刈谷市役所)

キーワード:環境音、街路空間デザイン、CG、交通音、活動音

近年の街路空間整備では,ウォーカブルな滞留空間やモビリティの交通空間が共存する多機能な空間が求められており,空間要素が多様化してきている.これらの空間要素の知覚は,視覚だけでなく聴覚の影響もあるため,環境音も空間整備の対象として考慮すべきだと考える.そこで本研究では,CGツールを用いて,環境音が街路空間評価に与える影響を明らかにすることを目的とする.まず,文献レビューから,街路の環境音を人工音・活動音・自然音に整理する.街路の空間要素に環境音を付けて組み合わせた街路CGを作成する.最後に,環境音を考慮した街路CGについて街路空間評価に関するアンケート調査を行う. その結果,交通空間の人工音の静穏化と滞留空間の活動音の増加によって街路空間の評価に影響が見られた.