09:40 〜 10:00
[144] パークレット設置を通じた滞在者行動に関する研究
キーワード:道路空間、パークレット、滞在者行動、ウォーカブル
本研究は、東広島市における特例制度を活用した歩道上のパークレット設置実験による賑わい創出効果の把握を対象とした。交通量調査や居心地の良さを測る調査、定点カメラ映像より滞在者の属性や滞在時間等をデータ化し分析することで、道路上の滞留空間内における滞在者の多様な行動特性について考察した。 その結果、実験中の通行者が約2倍に増加しており、道路空間として「楽しく過ごせる」などの魅力が向上していることを明らかにした。また、滞在時間に及ぼす影響を分析した結果、一人やグループでの滞在、昼間の滞在で滞在時間が伸びる傾向があることを示した。一方で、滞在時間と滞在人数はトレードオフの関係にあることから、道路空間を活用した賑わい創出の評価は複数指標による評価の必要性を示した。