日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P1] ポスター発表1:記憶

2019年5月25日(土) 10:00 〜 12:00 セミナー室 (東館2階)

[P1-09] 情動喚起画像刺激の属性と記憶成績の関係I

覚醒度・感情価・自己関連度・明るさと再生可能性の相関

*加藤 みずき1、藤田 哲也2 (1. 多摩大学、2. 法政大学)

キーワード:覚醒度、感情価、再生

藤田と加藤(藤田・加藤,2015, 2016, 2017; 加藤・藤田,2015, 2016, 2017)の一連の研究において,情動喚起画像刺激に対して,喚起覚醒度,内包覚醒度,喚起感情価,内包感情価,自己関連度,明るさを評定することが,後の再生成績に異なる影響を及ぼすことが示されてきた。本研究は,それらの研究における再生データを情動喚起画像刺激ごとに集計し,それぞれの再生可能性の指標とした。さらに,各情動喚起画像刺激に対する上記の6種類の評定値を平均することで,それぞれの刺激の6属性の値と見なした。この6属性の値と再生可能性の間の相関係数を算出したところ,喚起覚醒度,喚起感情価の強さ,内包感情価の強さとの間に有意な中程度の正の相関,自己関連度との間に有意な弱い負の相関が認められた。

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