[P1-23] 二次元空間における記憶項目の位置及び内容に関する孤立効果
キーワード:孤立効果、空間記憶、同時提示
孤立効果(isolation effect)とは同じ特徴を持つ項目で構成されるリストにおいてある特徴次元を操作し項目を孤立させるとその項目の記憶が促進されること(Wallace, 1965)であり, 古くはRestorff(1933)で確認されている。例えば, Bone & Goulet(1968)は黒字で綴られた無意味綴りのリストにおいて, その中の一つの項目を赤字にする色次元の操作を行うと, 孤立効果が生じることを報告している。しかし多くの先行研究では言語刺激のある特徴次元を操作し, 系列提示する実験事態のみを用いており, 空間刺激や同時提示においては検討していない。そこで複数の刺激をマス上に同時提示し, その刺激の位置や内容の記憶に対して, 孤立効果がどのように影響するかを検討した。実験では色次元を操作することで孤立項目を定義し, 実験1では項目の位置, 実験2では項目の位置に加えてその内容を再生させた。得られたデータをもとに孤立効果の有無について議論する。
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