[P1-32] 日常場面での認知的失敗の自己評価と検査室場面における記憶成績の予測
キーワード:メタ記憶、記憶場面状況、記憶モニタリング
本研究は、さまざまな記憶場面状況における記憶のモニタリングとコントロールの機能を認知心理学的に評価しようとする総合的研究の一環として行われた。大学生92名を対象に個別的に、メタ記憶質問紙の一種である認知的失敗質問紙(Cognitive Failures Questionnaire, CFQ)を用いて日常生活場面での認知的失敗に関する自己評価と、検査室場面でのリバーミード行動記憶検査(Rivermead Behavioral Memory Test; RBMT)における成績予測の正確さとの関係を検討した。その結果、CFQを構成する因子のなかで、「空間的失敗」、「うっかり、ぼんやりの失敗」、および「検索失敗」において、リバーミード行動記憶検査の特定の下位検査の成績予測の正確さとの間で有意な正の相関があることが示された。
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