日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P1] ポスター発表1:記憶

2019年5月25日(土) 10:00 〜 12:00 セミナー室 (東館2階)

[P1-36] 画像の虚偽記憶の個人特性-視覚イメージ生成の観点から-

*井上 拓哉1 (1. 筑波大学大学院博士前期課程人間総合科学研究科)

キーワード:虚偽記憶、DRMパラダイ、視覚イメージ

文字よりも画像の虚偽記憶は生じにくいことがDRMパラダイムでは報告されている。また,視覚イメージ鮮明度(VVIQ)の高い個人が,ソース・モニタリング関連の虚偽記憶を生じやすいという報告がある。本研究は,画像のDRMパラダイムと,VVIQ,視覚的イメージスタイル質問紙(VISQ),見慣れている視覚対象の記憶(再生課題)との関連を検討した。Lure項目の虚再認率は,New項目の虚再認率より有意に高く,画像のDRMパラダイムにおいても虚偽記憶が確認できた。Lure項目の虚再認率は,VVIQとやや弱い相関(r = -.41)関係が見られたが,VISQ(r < ±.20),再生課題成績(r = -.26)とは関連が見られなかった。VVIQの高い個人は,内的に活性化したLure項目の視覚イメージがより鮮明なために,記憶の混同を起こし,虚再認率が高くなるとする仮説は支持しなかった。しかし,視覚イメージがOld項目の記憶の定着を促し(正再認率との相関 r = .48),学習したものと未学習のものを判別することに寄与したと考えられた。

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