日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P2] ポスター発表2:知覚・注意

2019年5月25日(土) 14:00 〜 16:00 セミナー室 (東館2階)

[P2-28] Full Body Illusion生起および測定指標間の関連の検証

*山本 一希1、中尾 敬2、平本 亮介2 (1. 広島大学教育学部第5類心理学系コース認知心理学研究室、2. 広島大学大学院教育学研究科)

キーワード:Full Body Illusion、自己所有感、自己

人には自分の身体を触る時その身体は自分だという感覚 (自己所有感) がある。この自己所有感の変容を引き起こす現象にFull Body Illusion (以下FBI) がある。FBIとは,自己身体以外の対象に対して,自己身体であるかのように誤認してしまう現象のことである。このFBIに関する研究は近年多くあり,錯覚強度を測定するために様々な指標が用いられてきた。しかしこれらの指標を一度に用いたものはなく,同一の自己感の側面を扱うとされてきた指標間の関連は知られていない。そこで本研究は,VR環境で目の前にアバターを呈示し,FBIを生起させた際測定する指標を一度に用いることで指標間の実際の関連を検討することを目的とした。結果,錯覚強度質問紙において錯覚生起の程度を扱う項目において有意な結果が現れた。しかし各指標間の関連については有効な知見が得られる結果は得られなかった。

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