[P3-22] 語彙についての既知-未知判断課題は多肢選択課題をどの程度予測するか
―高校生から60歳代までを対象とした大規模調査による検討―
キーワード:語彙、語彙テスト、語彙数
語彙の測定には多肢選択問題が用いられることが多いが,ある単語リストに対してそれぞれの単語を知っているかどうかを判断する既知-未知判断課題も,語彙数の推定に用いられることがある。前者に対して後者は,理論面,および,問題作成にかかる労力の面で利点がある。
猪原・古屋・松尾・沓澤 (2017) は,日本語母語話者における語彙について,高校生から60歳代までを対象に3000人規模の大規模な調査を行い,多肢選択課題における正答率と既知-未知判断課題の既知率の関係について検討を行った。本研究では,猪原ら (2017) とは別の語彙項目について,同様の検討を行った。
結果として,両課題のテスト成績は相関係数にして.60であり,猪原ら (2017) の.69と近い値となった。その他の分析においても近い結果が得られており,猪原ら (2017) の結果が再現された。両課題の関係およびそれぞれの課題が捉えるものの違いについて考察した。
猪原・古屋・松尾・沓澤 (2017) は,日本語母語話者における語彙について,高校生から60歳代までを対象に3000人規模の大規模な調査を行い,多肢選択課題における正答率と既知-未知判断課題の既知率の関係について検討を行った。本研究では,猪原ら (2017) とは別の語彙項目について,同様の検討を行った。
結果として,両課題のテスト成績は相関係数にして.60であり,猪原ら (2017) の.69と近い値となった。その他の分析においても近い結果が得られており,猪原ら (2017) の結果が再現された。両課題の関係およびそれぞれの課題が捉えるものの違いについて考察した。
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