日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P3] ポスター発表3:感情・動機づけ・社会的認知・言語・思考

2019年5月26日(日) 10:00 〜 12:00 セミナー室 (東館2階)

[P3-23] 動機づけがe-learningにおける学習成績および学習行動に及ぼす影響

*上田 紋佳1、鈴木 渉2、佐久間 康之3、西山 めぐみ4、寺澤 孝文1 (1. 岡山大学、2. 宮城教育大学、3. 福島大学、4. 人間環境大学)

キーワード:e-learning、動機づけ、自己決定理論

本研究では,学習者の動機づけに着目して語彙指導の有効性について検討した。大学生を対象としたe-learningによる継続的な英単語学習において,学習開始時の動機づけが学習成績や学習行動にどのように影響を及ぼすのかについて検討することを本研究の目的とした。e-learningはマイクロステップ法(寺澤,2016)によりスケジューリングされ,オンラインでの英単語の学習が求められた。英単語学習に対する動機づけを測定するため,自己決定理論(Deci & Ryan,1985)において概念化されている「外的」「取り入れ」「同一化」「内発」の4つの動機づけを測定する質問紙である大学生用学習動機づけ尺度(岡田・中谷,2006)の教示を一部改変して用いた。数か月のe-learning学習の結果から,学習者の動機づけスタイルによって,自己評定値の上昇の程度や学習量は異ならないことが示された。それに対して,動機づけと学習行動の関連については,「外的」の動機づけと最大学習サイクル数と負の関係がみられた。

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