応用生態工学会第26回京都大会

大会実行委員長挨拶



 
応用生態工学会会員の皆様
 
 長く続いたコロナ禍のトンネルを抜け、ようやく対面での活気ある活動が戻ってきました。この流れに乗って、今年の第26回大会は京都大学宇治キャンパスで開催させていただきます。会場までは、今年3月に複線化が完成したJR奈良線で京都駅から約20分です。
 関西で開催するのは2013年の大阪大会以来10年振りになります。参加者の皆様には、日ごろの研究成果を口頭・ポスターで存分に発表・討議していただければと思います。皆様からご提案いただく自由集会、また、久しぶりの対面での懇親会もお楽しみいただければと思います。
 今回の公開シンポジウムのテーマは、「森川里海をつなぐ「砂の道」 ~ 総合的な流域管理に向けて ~」とさせていただきました。流域管理の中でも最近着目されつつも同時に語られることの少なかった総合土砂管理と流域治水に注目して、国内外の専門家をお招きして、最新の事情や方法論などを皆さんと共有できればと思います。
 翌日のエクスカーションでは、公開シンポジウムを受けて、淀川の「砂の道」を、木津川の中聖牛群から、淀川大堰、淀川河口干潟再生と巡るツアーを企画しています。昼食には、川の恵みを味わう(淀川弁当)を準備しており、是非ご賞味いただきたいと思います。
 最後に、実行委員会を代表して、実行委員の皆さんおよび学会本部の関係の皆さんのご協力により、これまで順調に準備を進めてきておりますことをお伝えし、感謝申し上げたいと思います。ポストコロナの応用生態工学会の新たなスタートとして、本大会において、皆様の活発な議論、意見交換、そして全国各地からお集まりいただく参加者の交流が深まることを祈念して、ご挨拶の言葉と致します。
 
令和5年5月30日
 
応用生態工学会第26回大会 実行委員長 角 哲也