11:30 〜 12:30
[PC-7] 徳島県の那賀川における環境DNAを用いたアユの産卵場調査
貯水ダムの下流では、河床の粗粒化によりアユの産卵場が減少しており、アユ資源の回復のため産卵場の把握が必要である。本研究では、環境DNA分析を用いて広範な河川での産卵場を把握し、環境DNA濃度とアユの卵の数、鳥の個体数との関係も調査した。その結果、河川の下流にアユの産卵場が集中していた。主要な産卵場における環境DNA濃度とアユの卵の数には正の相関があり、環境DNA分析の有用性が示唆された。さらに、環境DNA濃度と鳥の個体数にも正の相関が見られ、鳥の群れがアユの産卵場を見つけるための指標となると考えられた。
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