[1P1732-36] 保全

[PH-1] 球磨盆地周辺流域における迫耕作放棄水田を活用した流出抑制及び湿性生物生息場機能の評価と強化策の検討―相良村瀬戸堤自然生態園を対象に―

*新垣 俊介¹、一柳 英隆²、鹿野 雄一³、伊東 麗子¹、皆川 朋子¹ (1. 熊本大学、2. 熊本県立大学、3. 九州オープンユニバーシティ)

本研究で対象とする球磨川流域では令和2年7月球磨川豪雨を受け，著者らは流域治水対策に環境保全や持続可能な地域への展開を組み込んだ地域共創に資する流域治水プロジェクトを開始している．本研究では，球磨川流域，特に球磨盆地周辺流域を対象に迫耕作放棄田における流出抑制と湿性生物生息場としての機能強化に資するため，迫耕作放棄田である相良村瀬戸堤自然生態園をスタディサイトとして選定し，流出抑制及び湿性生物生息場について現況評価を行うとともに，機能強化策について検討した．