[1P1743-48] 河川管理

[PB-4] 中聖牛の地形改変効果と洪水による変形に関する研究

*藤井 天真¹、竹門 康弘³、Kantoush Sameh²、Almamari Mahmood²、角 哲也² (1. 京都大学大学院　工学研究科　都市社会工学専攻、2. 京都大学　防災研究所、3. 大阪市立大学　国際基幹教育機構)

近年ダム堆砂の還元が検討されており、対応した下流側での土砂管理の方策として伝統的河川工法「聖牛」の利用が挙げられる。木津川に試験施工された12基の聖牛群では出水ごとに前傾、漂流物の捕捉、土砂への埋没といった変形が観察された。本研究では聖牛の変形とその地形改変効果への影響に着目した。ドローンを用いた現地の計測とその分析によって聖牛の変形は流速低減や地形改変の効果を損なう因子ではないことが示された。