13:30 〜 13:45
[OJ-3] 河道内植生の遷移における栄養塩濃度の影響
日本の河川で治水上の課題となっている樹林化や、生物多様性と生態系機能に影響を与える外来草本の侵入に、河川水の栄養塩濃度が与える影響を明らかにすることを本研究の目的とした。約5年おきに作成されている河川環境基図に基づき、最大20年間において解析することで植生の遷移を調べた。その結果、無相関検定にて、河川水の栄養塩濃度と在来草本から外来草本への変化率の間に正の相関が見られた。これは、河川水の栄養塩濃度の増加が在来草本から外来草本への変化を促す可能性を示唆している。
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