11:15 〜 11:30
[OB-1] 遊水地整備後の湿地環境の創出
北海道の豊栄川において、遊水地整備を行った。整備後の水域以外では、遊水地の貯留容積に影響を与えるヤナギ類の定着が懸念された。ヤナギ類抑制のため、ヤナギ類の発芽よりも早期に草本で植生回復させる方法として、表土まき出しを行った。表土まき出しにより、遊水地は整備後1年目に草本類で覆われ、ヤナギ類の発芽は見られなかった。現在では、イグサやガマ群落の湿地環境が創出され、水域の有無と植生に応じて水鳥と草原性鳥類の棲み分けが見られた。
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