大会実行委員長挨拶
2018年電気化学秋季大会開催にあたって
2018年電気化学秋季大会は,9月25日(火),26日(水)の二日間にわたり,金沢大学角間キャンパスで開催されます.北陸支部内での電気化学会の大会開催は,2010年第77回大会(富山大学),2011年秋季大会(新潟朱鷺メッセ)以来の7年ぶりとなります.2015年3月に北陸新幹線が金沢まで開通して東京・金沢間が2時間半で結ばれ,大阪からもサンダーバードで2時間半余りです.このように交通の便も比較的良く,学会開催地としても人気があるようで,金沢開催が決定した2年前に会場予約した際には既に先約があり,我々が希望した開催時期よりも1週間遅れとなりました.今回は金沢の地で初めて開催することもあり,緊張しながらも皆様の期待に沿うべく,実行委員の先生方とともに鋭意準備を進めております.
金沢大学理工研究域は,旧理学部と旧工学部が融合・統合して2008年4月に設置されました.もともと金沢城内キャンパスに居を構えていた理学部は1992年に,浅野川と犀川に挟まれた河岸段丘面に位置した小立野キャンパスに居を構えていた工学部は2005~2007年に,それぞれ角間キャンパスに移転しました。この角間キャンパスは金沢市南東部郊外の里山に位置しており,バス利用の場合,JR金沢駅から40分程度,市内中心部から30分程度の時間を要します.豊かな自然に囲まれ,勉学に励むには最適な環境です.金沢市は,人口46万人余のこじんまりした住みやすい街です.加賀百万石の城下町が育んだ伝統の中にも,時代の変化を機敏に取り込んだ風情ゆかしき町です.今回の大会が,多くの方々の参加を頂き,本会にとって充実した大会になるとともに,金沢および金沢大学を知って頂く良い機会になればうれしい限りです.皆様のお越しを,大会実行委員一同,心よりお待ちしております.