日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P176] 小学生が感じる各教科の有用性

三和 秀平 (信州大学)

Keywords:価値、教科教育、小学生

小学生の感じる各教科(算数・国語・理科・社会・英語)の有用性について検討するために,小学校5, 6年生259名を対象に質問紙調査を行い,各教科についてどの程度役に立つと思うかについて,5件法で回答を求めた。加えて,「その教科の勉強をすることで,生活や将来にどのように役立つと思うかについて,自由記述で回答を求めた。その結果,教科ごとの役立つと思う程度は数学(M=4.58, SD=0.67),国語(M=4.58, SD=0.71),英語(M=4.60, SD=0.76)の得点が理科(M=3.51 SD=1.18),社会(M=3.76, SD=1.21)よりも高かった。また,各教科の自由記述について記述された単語の頻度をみていくと,算数では“計算”や“買い物”が,国語では“漢字”や“人”が,理科では“実験”や“災害”が,社会では“歴史”や“今”が,英語では“外国人”や“外国”がそれぞれ頻出の単語であった。