日本地質学会第128年学術大会

講演情報

ポスター発表

R20[レギュラー]地学教育・地学史

[1poster68-70] R20[レギュラー]地学教育・地学史

2021年9月4日(土) 16:30 〜 19:00 ポスター会場 (ポスター会場)

16:30 〜 19:00

[R20-P-3] ヒマラヤで野外地学を学ぶー第9回学生のヒマラヤ野外実習ツアー(2020年3月)のハイライトと第10回実習ツアーへの誘い

*吉田 勝1,2、学生のヒマラヤ野外実習 プロジェクト (1. ゴンドワナ地質環境研究所、2. トリブバン大学(名誉教授))

キーワード:ヒマラヤの地学、野外地学実習ツアー

第9回学生のヒマラヤ野外実習ツアー(SHET-9)は今年の3月上旬に15日間、例年通りのプログラムで実施された。当初の参加登録者は定員オーバーの26人であったが、コロナウイルス問題のため出発直前に16人がキャンセルし、実際の参加者は学生7人と一般3人の合計10人であった。学生は北大、山形大、信州大、千葉大、横浜国大と名大で、一般は全員秋川流域ジオの会所属であった。 3月6日から10日間の野外実習ツアーは、例年通りカトマンズ(2泊、予習セミナと市内ツアー)~ポカラ(泊)~カロパニ(泊)~カグベニ(泊、ムクチナート往復)~カロパニ(泊)~タトパニ(泊)~ポカラ(2泊)~タンセン(泊)~ルンビニ(泊)~カトマンズ(2泊、総括セミナーと市内ツアー)の旅程であった。 野外ツアー中は殆ど毎日天気がよく、ヒマラヤの眺望に恵まれた。露頭状態もよく、見事な化石やカイヤナイト片麻岩が採集できた。ポスターではこれらの写真を展示する。 第10回実習ツアーは今回と同様の内容で2022年3月4日から3月18日(前後数日程度の変更の可能性がある)に実施する予定であり、参加者募集は今年5月に開始した(下記URL)。 https://www.data-box.jp/pdir/1ec5fe91685d4c28b2fb55baf4e3aae8 なお、感染症蔓延等の問題等で日ネ両政府による渡航規制や旅行規制等がある場合には、その内容によっては1年後に延期する。 最後になりますが、本プロジェクトにご後援名義を頂いた日本地質学会ほかの6学会、ご寄付を頂いた国際ゴンドワナ研究連合(IAGR)とゴンドワナ地質環境研究所(GIGE)に謝意を表します。

写真:ダウラギリ峰をバックに、実習ツアーの一行