[P一般-047] 在宅歯科医療におけるアウトカム確立に向けた研究デザインの提案
【目的】
在宅歯科医療における患者のほとんどが要支援・要介護状態の有病高齢者であり,全身疾患,意識レベル,ADLの多様性に富んでいるため臨床判断が難しい。過去にシアトルケアパスウェイの中で,患者の全身状態に対応した歯科医療の指針が提示されている(Prettyら, 2014)。しかし,実際の在宅歯科医療の現場では未だエビデンスが乏しく,この分野の臨床判断に資するエビデンスの蓄積が求められている。また,エビデンスの蓄積以前のアウトカムについての論議が不十分であり,何よりもまず適正で妥当性のあるアウトカムの設定が必要であると考える。また,患者の意思疎通能力に対しての配慮も必要である。本研究では,Delphi法を主軸とした在宅歯科医療の臨床判断に関するアウトカムの確立を目的とした研究デザインを提案する。
【方法】
在宅歯科医療に関するアウトカムの指標に関する論文およびガイドラインを検索し,アウトカムの指標となりうるトピックを収集したのち,収集したトピックの重複削除および統合を行う。
Web上のオンラインプラットフォームにてDelphi法を実施する。参加者は在宅歯科医療に関する有識者とする。各トピックに対し賛否を投票し,その理由も記載してもらう。得られた結果を参加者に参照してもらいながら再検討してもらう。これを複数回行うことでトピックの洗練化を図る。その後トピックごとの測定法を規定し,アウトカムの信頼性と妥当性についての評価を行う。
【結果と考察】
在宅歯科医療におけるアウトカム確立に向けた研究デザインを提案した。このデザインに従い,トピックを収集・選別し,患者の意思疎通能力や全身状態を加味した在宅歯科医療のアウトカムフォームを作成する予定である。
【参考文献】
Pretty IA, Ellwood RP, Lo EC, MacEntee MI, Müller F, Rooney E, Murray Thomson W, Van der Putten GJ, Ghezzi EM, Walls A, Wolff MS. : The Seattle Care Pathway for securing oral health in older patients, Gerodontology, 31 : 77-87, 2014.
(COI開示:なし)
在宅歯科医療における患者のほとんどが要支援・要介護状態の有病高齢者であり,全身疾患,意識レベル,ADLの多様性に富んでいるため臨床判断が難しい。過去にシアトルケアパスウェイの中で,患者の全身状態に対応した歯科医療の指針が提示されている(Prettyら, 2014)。しかし,実際の在宅歯科医療の現場では未だエビデンスが乏しく,この分野の臨床判断に資するエビデンスの蓄積が求められている。また,エビデンスの蓄積以前のアウトカムについての論議が不十分であり,何よりもまず適正で妥当性のあるアウトカムの設定が必要であると考える。また,患者の意思疎通能力に対しての配慮も必要である。本研究では,Delphi法を主軸とした在宅歯科医療の臨床判断に関するアウトカムの確立を目的とした研究デザインを提案する。
【方法】
在宅歯科医療に関するアウトカムの指標に関する論文およびガイドラインを検索し,アウトカムの指標となりうるトピックを収集したのち,収集したトピックの重複削除および統合を行う。
Web上のオンラインプラットフォームにてDelphi法を実施する。参加者は在宅歯科医療に関する有識者とする。各トピックに対し賛否を投票し,その理由も記載してもらう。得られた結果を参加者に参照してもらいながら再検討してもらう。これを複数回行うことでトピックの洗練化を図る。その後トピックごとの測定法を規定し,アウトカムの信頼性と妥当性についての評価を行う。
【結果と考察】
在宅歯科医療におけるアウトカム確立に向けた研究デザインを提案した。このデザインに従い,トピックを収集・選別し,患者の意思疎通能力や全身状態を加味した在宅歯科医療のアウトカムフォームを作成する予定である。
【参考文献】
Pretty IA, Ellwood RP, Lo EC, MacEntee MI, Müller F, Rooney E, Murray Thomson W, Van der Putten GJ, Ghezzi EM, Walls A, Wolff MS. : The Seattle Care Pathway for securing oral health in older patients, Gerodontology, 31 : 77-87, 2014.
(COI開示:なし)