[P1-22] 人流データを用いたコロナ禍における外国人街への訪問者数の変動分析 ~新宿区新大久保でのケーススタディ~
キーワード:人流データ分析, 新型コロナウイルス, エスニック施設
東京都新宿区新大久保は、韓国人をはじめとした外国人経営者が出身国に由来する財・サービスを提供する場である「エスニック施設」が多く存在する地域である。この地域に存在するエスニック施設への訪問者数は、新型コロナウイルスの感染拡大前後でどのように変化したのだろうか。本研究では、エスニック施設を①韓国系、②中国系、③東南・南アジア系の3つのタイプに分類し、それらの施設を現地調査によりマッピングした。またWi-Fi自動接続アプリのログデータである「Wi-Fi人口ポイントデータ」を用いることで、各タイプの施設における訪問者数の、地域全体の訪問者数に対する割合の変化を分析した。その結果、エスニック施設への訪問者数の割合は、東南・南アジア系の施設では大きな変化が見られなかったものの、韓国系の施設では減少し、中国系の施設では増加していたことが明らかとなった。