GISA & IAG'i 2023

講演情報

ポスター発表

ポスター発表 #2

2023年10月29日(日) 13:00 〜 14:00 会場 (C棟1階 ホール)

[P2-05] 茨城県つくば市における2012年以降の人口移動の実態:住民基本台帳データを用いた住居レベルで人口移動の記述

*広兼 靖也1、雨宮 護2、澤田 学3 (1. 筑波大学大学院システム情報工学研究群社会工学学位プログラム、2. 筑波大学システム情報系社会工学域、3. つくば市政策イノベーション部企画経営課統計・データ利活用推進室)

キーワード:都市内人口移動, つくば市

茨城県つくば市では,近年,主に社会増に起因する人口増加が続いている.しかし,人口増加は市内で一様に起きているわけではない.市の中心部で,百貨店の撤退や公務員宿舎の廃止などの空洞化が起こり,農村部では若年層の人口流出が起こる一方で,中心部の再開発や,つくばエクスプレス(TX)沿線の新規住宅地開発,商業施設,市役所,警察署等の郊外への移転等が同時に起きており,市外も含めた人口移動は複雑な様相となっている.本研究は,つくば市より提供を受けた住民基本台帳データを用いて,2012年から2022年のつくば市における人口移動の実態を,住居レベルで詳細に明らかにする.特に,公務員宿舎の廃止やTX沿線開発などのつくば市の人口分布に大きな影響を与えた事象に注目し,対応する人口移動の状況を詳細に記述する.