[P2-19] 自転車歩行者専用道路での接触事故の危険要因と地理的分析
キーワード:自転車, 歩行者, サイクリングロード, 交通安全, 共存道路
自転車歩行者専用道路は一般的にはサイクリングロードと呼ばれ、自転車専用道と認識されていたり、自転車に主眼を置いた整備が行われることが多い。歩行者との接触事故防止のための工夫が施されている事例もあるが、その工夫が却って危険要因となりうる場合もある。 本研究の目的は、自転車歩行者専用道路での自転車と歩行者の接触事故の危険な要因を、現地での調査とGIS分析を踏まえて明らかにすることである。 具体的には、茨城県にあるつくば霞ヶ浦りんりんロード旧筑波鉄道コースを対象に歩行者へ自転車と接触しそうになったかアンケートを実施し、その結果と現地での危険要因を踏まえて地理情報分析を行い、接触の危険性が高いと特定できた場所での危険要因を明らかにする。分析項目は、りんりんロードの道幅との関係、道の曲がり具合、フェンスゲートの場所との関係、土地利用、周辺住民の分布、周辺住民の年齢層、交通インフラ、高低差等とする。