[EM3] クリティカルケア領域における効果的なデスカンファレンスの開催について考えよう

[EM3-01] 終末期ケア委員会交流集会　クリティカルケア領域における効果的なデスカンファレンスの開催について考えよう

○山勢 博彰¹、立野 淳子²、加藤 茜³、久間 朝子⁴、辻本 真由美⁵、藤岡 智恵⁶、藤本 理恵⁷、森山 美香⁸ (1. 山口大学大学院医学系研究科、2. 一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院、3. 信州大学医学部保健学科、4. 福岡大学病院、5. 横浜市立大学附属市民総合医療センター、6. 飯塚病院、7. 山口大学医学部附属病院、8. 島根県立大学看護栄養学部看護学科)

キーワード：デスカンファレンス、終末期ケア、クリティカルケア領域

救命、そして早期回復を担うクリティカルケア領域においても終末期ケアの重要さとともにその難しさが明確になってきています。患者の入れ替わりが頻繁にあり、時間的猶予のない中にも、終末期患者に対して、その人らしい最期が迎えられるようよりよい介入を模索しているのが現実ではないでしょうか。
　デスカンファレンスは、患者の死亡退院後に提供した治療と看護ケアについて振り返り、そのなかで感じたことを多職種で語り合い、気持ちを分かち合う場です。その効果には、今後の看護ケアの向上、医療者自身のグリーフケア、バーンアウトの予防、死生観の育成などがあります。しかし、デスカンファレンスの開催には、多職種参加の難しさや振り返りの意図の共有の困難さ、進め方などの障壁をクリアしていくことが求められます。また終末期ケア自体が非常にデリケートな事柄であるため、クリティカルケア領域におけるデスカンファレンスの実態はほとんど報告されていません。
　本交流集会では、話題提供として、3名の演者から救急領域やICU、慢性期領域において、どのようにデスカンファレンスを実施しているのかをご紹介いただき、終末期ケアを振り返るデスカンファレンスの開き方、進め方など具体的なヒントを得ながらディスカッションしたいと思っています。 多くの方のご参加を心よりお待ちしています。

座長
久間朝子　（福岡大学病院） 　　　
森山美香　（島根県立大学看護栄養学部看護学科）

演者
小島　朗　（大原綜合病院）
辻本真由美（横浜市立大学附属市民総合医療センター）
山崎友香子（信州大学医学部付属病院）