[O9-18] 急変振り返りシート使用後の実態調査
Keywords:急変、消化器外科
はじめに
当院は32診療科、980床を有した特定機能病院である。消化器外科病棟では年間約400件の周術期患者を受け入れている。配属している看護師は平均年齢29歳であり、JNAラダーⅡ、Ⅲが多い。当病棟の特色として、入院患者の急変は多く、発見時の対応や処置に個人差が左右されている状況がある。そこで、急変時対応の均一化を目的と、患者の状態が変化した際の情報共有も兼ね、「急変振り返りシート」を作成した。シートの使用開始から3年が過ぎ、使用後の実態を調査したため報告する。
方法
急変振り返りシート使用期間:2017年6月〜2019年11月
対象症例:27件
急変振り返りシート使用後の聞き取り:看護スタッフ、医師
倫理的配慮:今回の学会報告に関し、当院看護部より許可を得ている
実施および評価
振り返りシートに記入する急変の定義は敢えて決めず、まずはスタッフの了見で使用の開始を行った。CPRが必要な症例から、急激な血圧低下のうえ、昇圧剤の投与など処置を要した症例、低ナトリウム血症から意識障害を来した症例、ドレーンからの出血など取り上げる内容は様々であった。また、ラダーに関わらずどの症例を急変ととらえるのかといった考えも多岐に渡ることが、このシートを活用することで把握することができた。急変時シート使用開始後の看護スタッフ・医師への調査、結果については当日報告する。
当院は32診療科、980床を有した特定機能病院である。消化器外科病棟では年間約400件の周術期患者を受け入れている。配属している看護師は平均年齢29歳であり、JNAラダーⅡ、Ⅲが多い。当病棟の特色として、入院患者の急変は多く、発見時の対応や処置に個人差が左右されている状況がある。そこで、急変時対応の均一化を目的と、患者の状態が変化した際の情報共有も兼ね、「急変振り返りシート」を作成した。シートの使用開始から3年が過ぎ、使用後の実態を調査したため報告する。
方法
急変振り返りシート使用期間:2017年6月〜2019年11月
対象症例:27件
急変振り返りシート使用後の聞き取り:看護スタッフ、医師
倫理的配慮:今回の学会報告に関し、当院看護部より許可を得ている
実施および評価
振り返りシートに記入する急変の定義は敢えて決めず、まずはスタッフの了見で使用の開始を行った。CPRが必要な症例から、急激な血圧低下のうえ、昇圧剤の投与など処置を要した症例、低ナトリウム血症から意識障害を来した症例、ドレーンからの出血など取り上げる内容は様々であった。また、ラダーに関わらずどの症例を急変ととらえるのかといった考えも多岐に渡ることが、このシートを活用することで把握することができた。急変時シート使用開始後の看護スタッフ・医師への調査、結果については当日報告する。