『視覚障害者の漢字学習』教材を作成したことに端を発して、盲学校から発信する“ユニバーサルデザインの学習法”である一連の教材が、全国の通常学級や特別支援学校・学級等で活用が進んでいる。学校では依然として「ひたすら書いて覚える」指導が行われているが、様々な理由で漢字が苦手な児童生徒に、楽しみながら「覚えた！書ける！」喜びを与えられる。漢字を「部品の組み合わせ」で認識できる方法を独自に開発し、「漢字のタイトル」で音訓読みをセットで覚えることによって熟語が楽に読めるようになる。これらを「書かずに、まずは口で唱えて覚える！」すると、頭に漢字が思い浮かんで書けるようになる画期的な学習法である。