10:00 〜 11:30
[JA5] 横浜版特別支援教室の効果的な活用
児童支援専任の役割と通級指導教室からの支援
【企画の趣旨】横浜市における特別支援教室に関わる取組は、①特別支援教育のスタートに先駆けてモデル事業を立ち上げ、平成21年度末に全校に特別支援教室を設置したこと、②その効果的な活用のために通級指導教室担当者が助言できる仕組みをつくったこと、③特別支援教室活用のキーパーソンとなる特別支援教育コーディネーターと児童指導を兼務する『児童支援専任』を5か年計画で全小学校へ配置したことが大きな特徴である。
特別支援教室が通常の学級と連続した学びの場として機能的に運用されることは、インクルーシブ教育システム構築において合理的配慮や基礎的環境整備の観点からも重要な役割を果たすと考えられる。しかし、横浜市の取組の現状は、学校により特別支援教室の対象児や設置場所は様々であり、対象児の選び方、保護者の同意の取り方なども学校ごとにばらつきがみられる。また、校内における役割についても、個別の取出し指導、クールダウンの場、再登校への居場所等々、多岐に渡り、必ずしも前述した三つの取組がうまく機能しているとは言えない状況にある。
そこで本企画では、インクルーシブ教育システム構築のために、特別支援教室が通常の学級と連続した学びの場として機能的に運用されるよう、横浜市で特別支援教室をうまく機能させている2校の実践報告から、特別支援教室の役割と活用の可能性、児童支援専任の役割及び通級指導教室によるセンター的機能(以下、支援センター機能)と絡めて考えていく。
特別支援教室が通常の学級と連続した学びの場として機能的に運用されることは、インクルーシブ教育システム構築において合理的配慮や基礎的環境整備の観点からも重要な役割を果たすと考えられる。しかし、横浜市の取組の現状は、学校により特別支援教室の対象児や設置場所は様々であり、対象児の選び方、保護者の同意の取り方なども学校ごとにばらつきがみられる。また、校内における役割についても、個別の取出し指導、クールダウンの場、再登校への居場所等々、多岐に渡り、必ずしも前述した三つの取組がうまく機能しているとは言えない状況にある。
そこで本企画では、インクルーシブ教育システム構築のために、特別支援教室が通常の学級と連続した学びの場として機能的に運用されるよう、横浜市で特別支援教室をうまく機能させている2校の実践報告から、特別支援教室の役割と活用の可能性、児童支援専任の役割及び通級指導教室によるセンター的機能(以下、支援センター機能)と絡めて考えていく。
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