一般社団法人 日本LD学会 第25回大会(東京)

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[JB10] 一人ひとりを大切にするインクルーシブ教育の理念と実践

アイスランドの教育視察からの学び

2016年11月19日(土) 12:00 〜 13:30 411 (会議センター4階)

企画者:二宮信一(北海道教育大学),司会者:服部健治(別海町立上西春別小学校),話題提供者:小林麻如(釧路市児童発達支援センター),話題提供者:佐々木恵(下関市立清末小学校),話題提供者:服部健治(別海町立上西春別小学校),話題提供者:菊地信二(北海道幕別高等学校),指定討論者:二宮信一(北海道教育大学)

12:00 〜 13:30

[JB10] 一人ひとりを大切にするインクルーシブ教育の理念と実践

アイスランドの教育視察からの学び

二宮信一1, 服部健治2, 小林麻如3, 佐々木恵4, 服部健治2, 菊地信二5 (1.北海道教育大学, 2.別海町立上西春別小学校, 3.釧路市児童発達支援センター, 4.下関市立清末小学校, 5.北海道幕別高等学校)

【企画の趣旨】筆者らの住む道東が、広大な地域の中に市町村が点在し、専門機関や関係資源が少ない地域であることから、筆者らは、これまで「社会資源の少ない地域における特別支援教育の推進」に問題意識を持ち、実践事例の検討の中から、「地域型インクルーシブ教育」を提唱し、理論の構築と推進の方法について研究を積み重ねてきた。しかし、筆者らは、この広大な地域における支援システムのモデルを、国内に求めることが困難であったことから、人口32万人の島国であるアイスランドに着目し、インクルーシブ教育の推進の現状とそれを支える理念、教育施策について2015年9月に視察・調査を行った。アイスランドでは、障害のある子どもに対する教育を含め、すべての子ども一人ひとりの権利を尊重することを柱としたインクルーシブ教育が展開されており、それは、アイスランドという国の将来を見通した「持続可能な共生社会」の構築にまでつながる国家的な枠組みとして展開されていた。
本シンポジウムでは、アイスランドにおけるインクルーシブ教育の展開について、校種別の実践の紹介とそれを支えている条件について話題提供をしていただき、アイスランドの実践からインクルーシブ教育の本質を学びつつ、我が国における「地域型インクルーシブ教育」推進に関わる理念と方法を構築する際の課題とその解決策について議論を深めていきたいと考えている。

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