一般社団法人 日本LD学会 第25回大会(東京)

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[JC7] 自閉症は津軽弁を話さない

ASDのことばの謎を読み解く

2016年11月19日(土) 14:00 〜 15:30 414 (会議センター4階)

企画者:松本敏治(弘前大学),司会者:崎原秀樹(鹿児島国際大学),話題提供者:松本敏治(弘前大学),話題提供者:菊地一文(青森県教育庁),話題提供者:清野宏樹(北海道釧路養護学校),指定討論者:崎原秀樹(鹿児島国際大学)

14:00 〜 15:30

[JC7] 自閉症は津軽弁を話さない

ASDのことばの謎を読み解く

松本敏治1, 崎原秀樹2, 菊地一文3, 清野宏樹4 (1.弘前大学, 2.鹿児島国際大学, 3.青森県教育庁, 4.北海道釧路養護学校)

【企画の趣旨】青森県津軽地域には、「自閉症は津軽弁を話さない」という噂が存在する。松本ら(2011,2014)は全国で特別支援教育教員を対象にアンケート調査を行い、「自閉症は方言を話さない」とする印象は、全国で共通してみられることを示した。さらに、この現象が生じる原因について理論検討を行っている(松本ら,2013;松本ら,2015)。当初、方言の社会的機能からこれらの現象を解釈していた。しかし、言語習得期(幼児期)においても同様の現象が見られるとする報告があったことから、ASDとTDの言語習得過程の差から生じたものとして、意図理解の役割と関連させた解釈を提出している。本シンポジウムにおいては、ASDの方言使用という現象に焦点を当てた研究が、ASDの言語習得および言語使用を解明する上でいかなる寄与をなしうるかについて討論を行う。

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