09:00 〜 10:30
[JE10] 書字困難へのアプローチ第二報
感覚統合を取り入れて
【企画の趣旨】家森クリニックは発達障害を対象とした小児リハビリテーション科クリニックで、理学療法や作業療法により、乳幼児期から姿勢運動発達上の問題に介入して子育て支援できる事が特色である。学齢期には学習の困難さも認めて受診する児が少なくないが、その約半数は書字の苦手さを有し、学習の基本となる姿勢や眼球運動、手指の巧緻性の問題を併せ持つことが多い。昨年我々は本学会において、漢字書字の困難さに対し、感覚統合(Sensory Integration; 以下SI)の視点を用いたアセスメントと治療介入を行い、事例報告をした。今回、その結果や考察を踏まえて、より効果的なアプローチを検証し、書字学習の負荷が増える小学2年生を対象にした。書字の困難さをもつ児童に対して、認知機能や眼球運動の評価に加えてSIの視点を用いたアセスメントと、それに応じた治療・指導を行い、事例報告する。さらに、発表では、書字困難の背景にある姿勢運動の問題についても考察を行う。
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