11:00 〜 12:30
[JF3] 公立通信制高等学校における包括的支援体制の構築
重層的支援の充実や外部機関とのネットワークを通して、将来の自立と社会参加へ
【企画の趣旨】本校は平成20年4月に開校した、平日の登校学習やeラーニングによる学習など、多様化する生徒に対応するための多彩な履修形態を特徴とする、通信制課程のみの公立高等学校である。高等学校通信制課程に在籍する生徒のうち、発達障害等困難のある生徒の割合は全日制の1.8%に比べ15.7%と、高い比率となっている(平成21年特別支援教育に関する調査研究協力者会議、高等学校ワーキンググループ報告)が、本校も開校直後から4,000名に上る在籍生徒だけでなく、教員自身も混乱の中にいた。「困っている生徒」と「困っている教員」の状況を何とかしたいという思いから、平成21年度文部科学省「高等学校における発達障害支援モデル事業」、22年に「特別支援教育総合推進事業(高等学校における発達障害のある生徒の支援)」を受け、支援体制の構築を始めた。平成24年~26年度に文部科学省研究開発学校として「高等学校における特別な教育的ニーズを有する生徒の自立及び円滑な社会参加を可能とする教育課程の編成及び教科・科目の学習内容、指導方法及び評価方法の研究」を行い、平成27年~29年度は文部科学省「多様な学習を支援する高等学校の推進事業」で、副題の研究を実践中である。
公立の通信制高等学校が柔軟な学びのシステムを生かし、生徒のニーズに応じてこれまで実施してきた重層的な支援を報告するとともに、生徒の将来の自立に向けて今後必要な支援についてご意見を伺う場としたい。
公立の通信制高等学校が柔軟な学びのシステムを生かし、生徒のニーズに応じてこれまで実施してきた重層的な支援を報告するとともに、生徒の将来の自立に向けて今後必要な支援についてご意見を伺う場としたい。
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