11:00 〜 12:30
[KE4] 他者の意見を受け入れられないASD女児
認知の変容を目指したSST指導
【事例の概要】Aは,他者からの助言を聞き入れない,やらないと決めたものはやらない,認知の偏りが著しいアスペルガー障害の女児である。自己についての認知が変容し他者の意見を聞けるようになること,攻撃的ではないコミュニケーション手段を身に付け,自発的な人との関わりを学ぶことを目的とし,小学3年生時に発達障害児等の支援・指導のためのNPO法人(以下Y)にてSST指導を開始した。本SSTプログラムの特徴は,自分自身の状況に気付かせる指導を重点化したこと,コミュニケーション・スキルの習得を目指した英語学習プログラムを設定したこと,である。約3年間のSST指導後,Aは自己理解が進み,他者を受け入れ,苦手な事にも取り組む姿勢がみられるようになった。また,他者への攻撃的な言動が減少し,グループメンバーとの親和的な関わりが認められた。
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