[P18] 研修・専門性の維持向上

[P18-04] 特別支援教育担当教員の専門性向上研修に関する研究 - 2 -

3つのサテライトキャンパスでの実践

〇日野 久美子¹、納富 恵子²、中山 健³ (1. 佐賀大学大学院学校教育学研究科、2. 福岡教育大学大学院教育学研究科 、3. 福岡教育大学教育学部)

Keywords:特別支援教育の専門性、特別支援教育担当教員、専門性向上研修プログラム

本研究では、特別支援教育専門性尺度（日野他、2019）を元に、「子どもの理解・子どもの指導・子どもの支援・子どもを支える」の4つのセッションから成る「特別支援教育専門性向上研修」を、前年度から規模を広げてA大学の3つのサテライトキャンパスで実施した。受講者の回答から、本尺度の4因子中３因子で研修後の得点が有意に高くなると共に、特別支援教育への負担感が有意に低くなっており、研修の満足度も高かった。これらのことから、本研修プログラムの効果が伺え、演習など教員が相互に高め合う研修と共に、教員の自主的な自己研修を組み合わせることが有効であることが示唆された。